Skelton in the closet
VITALFISH 個展 2024.9.27 - 10.19
オープニングレセプション 9月27日(金) 16:00〜18:30
VITALFISH 個展 2024.9.27 - 10.19
オープニングレセプション 9月27日(金) 16:00〜18:30
このたび和田画廊では9月27日よりVITALFISHの個展を開催いたします。 わたしたちの生きる社会においては多くの場合、社会の規範とされるのはマジョリティ(物事に対して多数を占める人々)であり、その規範から外れると認識された者はマイノリティ(社会的少数者・社会的弱者)とされてきました。マイノリティは、その規範に対して間違ったもの・正すべきものとされ、存在が透明化されることも少なくありません。 本展は、ギャラリー空間をクローゼットに見立て、鑑賞者はその中へ入りこんでSkelton(骸骨)を探す構成となります。タイトルであるSkelton in the closetは海外のことわざで『人に見られたくない秘密』という意味を持ち、クローゼットは現代社会における規範として、Skeltonは透明化された存在のメタファーとして表現されます。この一体の行為によって、傍観の主体化、さらには透明化された存在の可視化と問題への熟考を促します。 ARTIST STATEMENT 私は作品制作において、主体と他者、本質的なものと非本質的なものをテーマにしています。 幼少の頃より他者から求められる理想像と自己像との乖離に悩まされてきました。一方で他者から与えられる役割に従事することで安心することもあります。しかしそれは相互性の成り立たない「他者」となることを選択する行為であり、自らを非本質的な「客体」とし、私自身を苦しめてきました。 私の制作は、客体とされ透明化された人々を可視化することで、傍観を主体へと変え、緩やかな連帯を生むことを目的としています。私たちが自分を愛し、いつでも本質的なものとして生きていける社会へと変えていくために、私は作品を作り続けます。 PROFILE VITALFISH 1996年 東京に生まれる 2016年 東京藝術大学美術学部工芸科 入学 2021年 独学で油彩の制作を始める 2022年 東京藝術大学美術学部工芸科鍛金専攻 卒業 2023年 Idemitsu Art Award 2023 入選 主な展示: 2024年 神保町『猫の本棚』猫と書ミニ個展 IAG ARTIST SELLECTION 池袋回遊派美術展2024 木ノ隅Artspace 〜第一回目の展示〜 2023年 Idemitsu Art Award展 2023 藝大神話 − GEISHIN 痕跡と生きる 〜築90年の元蕎⻨屋さんで展開するアートと食の企画展〜 2022年 MET“Y”AVERSE 〜メチャバース、それはあなたの世界〜 第70回 東京藝術大学 卒業・修了作品展 2019年 東京藝術大学 学生7人による 工芸作品展 2017年 いちについて。 Untitled 890×615mm, キャンバス・油彩, 2024年
INFORMATION
Skelton in the closet VITALFISH 個展 2024年9月27日(金) – 10月19日(土) 時間:火〜土 13:00 - 18:30(休廊日:日・月・祝) オープニングレセプション 9月27日 (金)16:00〜18:30 WADA GAROU TOKYO Lab. 〒104-0061東京都中央区銀座3-5-16 マツザワ第8ビル3F Tel/Fax:03-6263-2404 | Email:[email protected] |